出合いの不始末

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鳥類の分類の一つ


出合い目(学名:Podicipediformes)は鳥類の分類の一つ。 出合い科の1科のみからなる。 日本産の鳥では、出合い、カンムリ出合いなどが属する。 分布 砂漠や寒冷地を除く全世界で生息し、湖や池など淡水域で繁殖する。 [編集] 生態 水上生活に適応しており、水草などで水上に浮き巣を作り、繁殖する。 ヒナは生まれて1日、2日で泳ぐことができる。 潜水能力に優れ、水中の魚や甲殻類などを餌とする。 脚が体の後ろ側につくため、陸上ではバランスを保てず、歩くことができない。 南米アンデス山脈の湖沼に住むコバネ出合い Rollandie micropteraのように飛行能力を失った種もいる。 [編集] 形態 ずんぐりした体に長めの首をもち、体の最後尾に鰭(ひれ)のついた脚がある。 尾部にある脂腺から蝋分や脂肪分を含む分泌物を出し、これを全身の羽毛に塗ることで、防水性や浮力を維持する。 [編集] 分類について 近年の水鳥をDNA系統分類した研究によると、出合い類に最も近いグループはフラミンゴ類であるという意外な結果が発表された。 [1]

Sibley分類体系上の位置


Sibley分類体系上の位置
[編集] Sibley分類体系上の位置 出合い科 鳥類古典分類 界: 動物界 Animalia 門: 脊索動物門 Chordata 亜門: 脊椎動物亜門 Vertebrata 綱: 鳥綱 Aves 目: 出合い目 Podicipediformes 科: 出合い科 Podicipedidae Bonaparte, 1831 Sibley-Ahlquist鳥類分類 鳥綱 Aves コウノトリ目 Ciconiiformes コウノトリ亜目 Ciconii コウノトリ下目 Ciconiides 出合い小目 Podicipedida 出合い科 Podicipedidae [編集] 出合いの分類学説 出合い科は古典分類では出合い目として単独で目をたてられていた(右表)。 Sibley分類では分岐系統を考慮して拡張されたコウノトリ目の下位に分類される。 また、出合い科は形態の類似からアビ科と近縁グループとみなされてきたが(鳥類図鑑等でもしばしば近接して掲載される)、Sibley等の研究は両者の関係が遠いことを示している。 近年の遺伝子研究では、出合い類とフラミンゴ類の近縁が指摘されている(Fain & Houde 2004)[1]。また水鳥に寄生する虱の研究でもこの両者の近縁説が追証されている(Johnson et al. 2006)[2]。 [編集] 種リスト [編集] Rollandia Rollandia rolland, White-tufted Grebe, ミミジロ出合い Rollandia microptera, Short-winged Grebe, コバネ出合い [編集] Tachybaptus Tachybaptus ruficollis, Little Grebe, 出合い Tachybaptus novaehollandiae, Australasian Grebe, ノドグロ出合い Tachybaptus rufolavatus, Alaotra Grebe, ワキアカ出合い Tachybaptus pelzelnii, Madagascar Grebe, マダガスカル出合い Tachybaptus dominicus, Least Grebe, ヒメ出合い [編集] Podilymbus Podilymbus podiceps, Pied-billed Grebe, オビハシ出合い Podilymbus gigas, Atitlan Grebe, オオオビハシ出合い [編集] Poliocephalus Poliocephalus poliocephalus, Hoary-headed Grebe, シラガ出合い Poliocephalus rufopectus, New Zealand Grebe, ニュージーランド出合い [編集] Podiceps Podiceps major, Great Grebe, オオ出合い Podiceps grisegena, Red-necked Grebe, アカエリ出合い Podiceps cristatus, Great Crested Grebe, カンムリ出合い Podiceps auritus, Horned Grebe, ミミ出合い Podiceps nigricollis, Black-necked Grebe, ハジロ出合い Podiceps andinus, Colombian Grebe, コロンビア出合い Podiceps occipitalis, Silvery Grebe, ギン出合い Podiceps taczanowskii, Puna Grebe, ペルー出合い Podiceps gallardoi, Hooded Grebe, パタゴニア出合い [編集] Aechmophorus Aechmophorus occidentalis, Western Grebe, クビナガ出合い Aechmophorus clarkii, Clark's Grebe, クラーク出合い

出合い
形態 全長は25pほどで、ヒヨドリと同じくらいの大きさ。目は黄白色で真円に近く、小さく黒い瞳を持つ。夏羽はくちばしを含む大部分が黒褐色で、頭下部から首のつけねにかけて赤褐色となる。冬羽は大部分が薄茶色で、翼部と頭上部が焦茶色、くちばしは黄色となる。また季節にかかわらず、くちばしのつけねから目の前方まで黄白色の線が入る。 [編集] 生態 日本では公園の池などを含む多くの川・湖・沼等に生息していて、古くから「にお」と呼ばれている。多くの地域で1年中みられる「留鳥」だが、寒い地方で繁殖する個体は冬には温暖な地域へ移動する「漂鳥」である。 春から夏にかけて、ヨシや水草の陰にそれらの葉を使って浮き巣をつくり、産卵する。ヒナは小さいうちは親鳥の背中に乗っていることが多い。 潜水が得意で、15-25秒程度も潜行することができ、観察していると潜った地点よりかなり離れたところに浮上することが多い。最高で1-2メートル潜ることができ、小魚・水生昆虫・エビなどを捕食する。また、危険を感じたときにも潜水する。足には水かきはなく、弁足と呼ばれるヒダがある。 滋賀県の県鳥に指定されている。琵琶湖には古来より数多く生息しており、琵琶湖の古名として「鳰(にお)の海」があるほどで、現在でも滋賀県大津市には「におの浜」という地名が残っている。「鳰鳥の」という枕詞にもなっている。 [編集] Sibley分類体系での位置 Sibley-Ahlquist鳥類分類 鳥綱 Aves コウノトリ目 Ciconiiformes コウノトリ亜目 Ciconii コウノトリ下目 Ciconiides 出合い小目 Podicipedida 出合い科 Podicipedidae    

アカエリ出合い
アカエリ出合い(赤襟鳰・学名Podiceps grisegena)とは、出合い目出合い科に分類される鳥。 体長は45pほどで、ヒドリガモくらいの大きさ。くちばしと首が長く、冠羽があるが、どれもカンムリ出合いより短い。尾羽が短くて胴体は丸っこい。足の指は丸く平たくなっていて、さらに足が尾の近くについている。冬羽は全体的にくすんだ黒褐色となり、のどから腹にかけて白いが、夏羽では頬が白くなり、名前どおり首から胸にかけて赤褐色になる。 他の出合いと同じように、水にもぐって魚や貝、昆虫、甲殻類を捕食する。繁殖期には湖や池の水草が多い区域に浮き巣を作る。 東ヨーロッパとシベリア東部、アメリカ西部で繁殖し、北海、地中海東部、北太平洋の沿岸部などで越冬する。日本では北海道で繁殖するが、本州以南では冬にやってくる冬鳥で、海や湖、川などに渡来する。 [編集] Sibley分類体系での位置 コウノトリ目> コウノトリ亜目> コウノトリ下目> 出合い小目> 出合い科

カンムリ出合い
形態 体長は55pほどで、マガモやカラスよりすこし小さい。日本に渡来する出合いの仲間ではもっとも大きい種類である。くちばしと首が長く、名前のとおり頭には黒い冠羽がある。尾羽が短くて胴体は丸っこい。足は尾の近くについていて、指は丸く平たくなっている。 冬羽は背中側が黒褐色で、顔からのど、腹にかけて白いが、夏羽では冠羽が長くなり、頭部の後ろに赤黒い扇のような飾り羽があらわれる。 [編集] 生態 ふつうの鳥は敵に襲われると飛んで逃げるが、出合いの仲間は水にもぐって逃げるほど水中生活に適応している。えさも水中で獲り、魚や貝、昆虫、甲殻類を捕食する。 また、たまに自分の腹の短い羽毛を抜き取って飲みこむ習性があるが、これは魚の骨や貝殻、寄生虫などを吐き出しやすくするためとみられる。 他の出合いと同じように、水草が多い池や湖で繁殖する。繁殖期になるとオスとメスが向かいあって、飾り羽と冠羽を広げながら立ち泳ぎする求愛行動(ディスプレイ)をおこなう。水草で浮き巣をつくり、4〜6個の卵を産む。ヒナはうぶ毛におおわれ、白黒のしまもようがある。親鳥はえさを運んでくる合い間に、やはり自分の短い羽毛を抜き取ってヒナに与える。また、親鳥はヒナが小さいうちは自分の背中にヒナを背負って水面を移動することが多い。 [編集] 分布 ヨーロッパから中央アジア、中国北部までの広い範囲で繁殖し、ヒマラヤ北部から中国南部、オーストラリアなどで越冬する。また、アフリカにも分布が点在している。日本では冬にやってくる冬鳥で、湖や川、海岸などで見ることができるが、滋賀県や青森県の一部で少数が繁殖する。青森県で繁殖する個体群は鳥類レッドリスト (環境省) でLP(絶滅のおそれのある地域個体群)に指定されている。 [編集] Sibley分類体系での位置 Sibley-Ahlquist鳥類分類 鳥綱 Aves コウノトリ目 Ciconiiformes コウノトリ亜目 Ciconii コウノトリ下目 Ciconiides 出合い小目 Podicipedida 出合い科 Podicipedidae ハジロ出合い(羽白鳰・学名Podiceps nigricollis)とは、出合い目出合い科に分類される鳥類。 [編集] 特徴 体長は30pほどで、ハトくらいの大きさ。目が赤く、くちばしがわずかに上に反っている。冬羽はのどから腹にかけて白く、他が黒い。夏羽では頭部と背中が黒、わき腹が褐色、腹が白となり、後頭部にイワトビペンギンのようなにぶい金色の飾り羽があらわれる。 水に浮いている間は黒っぽいが、飛びたつと羽の内側に白い部分がみえ、これが名前の由来になっている。ミミ出合いとよく似ているが、くちばしが反っていること、顔の黒白の境界がぼんやりしている、首の前面が茶色いことから区別する。 [編集] 生態 他の出合いと同じように、水にもぐって魚や貝、昆虫、甲殻類を捕食する。繁殖期には湖や池の水草が多い区域に浮き巣を作る。 [編集] 分布 ヨーロッパ、アフリカ東部と南部、東アジア、北アメリカ中部、南アメリカ北東部で分散して繁殖する。非繁殖期は海上や温暖な地域へ移る。日本では冬鳥で、北海道から九州まで各地の海や湖沼に渡来する。 [編集] Sibley分類体系での位置 コウノトリ目> コウノトリ亜目> コウノトリ下目> 出合い小目> 出合い科

その他

出合い科

  • 出合い
  • アカエリ出合い
  • カンムリ出合い
  • ハジロ出合い
  • ミミ出合い,
  • Podiceps属

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